ウクレレまさあき

ある精肉店のはなしのウクレレまさあきのレビュー・感想・評価

ある精肉店のはなし(2013年製作の映画)
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これから何をして行くか。

屠畜場を初めて見た。牛を分けてから捌くところは格闘のよう。枝肉になってもすごい迫力、存在感。肉の生産販売ってこう言うことか。
北出家三世代の団欒は、雑多で飾らず明るい。七代続く精肉業、被差別部落、地域、自分とは状況は違うけど、やはり家族。観ていて、特別なものとは感じない。そう捉えたかったのだろう。
屠畜場最後の作業、牛舎の取壊し、変わりゆく町。
ご兄弟の当時の年齢が今の自分と近くて、自分はやるべきこと、わかってるのか、って自問した。

上映後の纐纈あや監督のトークイベント、自分の言葉で話すってはなし、沁みた。熱い方でした。初日に行って良かった。初めてのポレポレ東中野、ほぼ満席でした。

思った以上に後から効いてきた。