60年代に実在したアボリジニのガールズグループ「ザ・サファイアズ」
肌が白いアボリジニを白人社会に無理やり引き込み、アボリジニを減少させようとする。そんな人種差別が横行していた「盗まれた世代」を生きた彼女たちの歌声は、生き方そのもののようにとてもパワフル。
ベトナムでのアメリカ軍の慰問の仕事に就き、歌の力で兵士達を癒していく。
しかしアボリジニとして差別を受けたり現場で爆撃を受けたり、問題も多々起こる。
それでも歌を愛する気持ちは変わらない。
「みんなの力でこの世界をより良い場所に変えるの」と思いを込めて歌い続ける。
エンドロールで「ザ・サファイアズ」のメンバー達のその後が映し出される。
メジャーデビューやCDを出すことが歌手としての成功とは限らない。
アボリジニとしての誇りを忘れず歌を愛し続けた彼女たちは、変わらずとても輝いていた。
191/2016
