udetamago

それでも夜は明けるのudetamagoのネタバレレビュー・内容・結末

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

10分で観るのやめようかと思うくらい痛ましくて辛かった。。。

なんて理不尽な
これが現実だったという強烈な記録。
主人公は12年ののちに解放された。それはごくごく稀な幸運。。これが幸運。
恐ろしい世界だった。

いやな役の人たちの、登場した瞬間に匂うやなやつっぷり!

主人公がわずかな希望を託したあとの日々の中で、ただ立っているセリフのない時間。何を考えてたのか、何を見ていたのか。いつか抜け出せる日を想像しようにも、そんな幸せな想像もできない過酷な環境。ただ過去が浮かんできたのか、それとも幻覚を見ていたのか、、


元々は上流階級のバイオリニストだったのに、奴隷になってから触れる音楽と言えるものは奴隷の歌、、
それでも奴隷の歌や、死んだ人を弔う歌に、黒人の持つ優れたリズム感や歌声があって
人種固有の才能を見ることで
すべての人が違うこと
すべての人が尊重されるべき存在であること
を感じさせられた。
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