ガセ菌

それでも夜は明けるのガセ菌のレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.6
1841〜1853年の12年間、ワシントンDCで拉致され、奴隷として働かされたソロモン・ノーサップの奴隷体験記を元に作られた映画。

労働を強いられて脅されて、ムチを打たれて虐げられて、死ぬまでただ生かされる。地獄以外の何ものでもない。希望は耐えて生きる糧になるかも知れないが、絶望の種にもなり得る。

ムチ打ちの傷跡がとてもリアルに見えて、目を逸らしそうになるが、直視しなくてはならない現実なのだろう。差別思想を持つアメリカ人が。

唐突にブラピが出る。時間的には少しだけだが、重要な役で。格好良かった。


〈 以下メモ〉

1607年 北アメリカの奴隷制度が始まる。
1860年 リンカーン当選。
1861〜1865年 南北戦争を経て憲法条項の修正。「表向きは」黒人奴隷の解放がなされる。
1875年 公共施設での黒人への人種差別を禁じる公民憲法が成立。
1883年 それをほぼ無効化。
1890年 ルイジアナ州で鉄道車両分離。
1896年 「分離すれど平等」の主義のもと人種差別を容認する判決が合衆国最高裁で下される。
ガセ菌

ガセ菌