ガセ菌さんの映画レビュー・感想・評価

ガセ菌

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渇き。(2013年製作の映画)

3.8

橋本愛が何回もブスと言われる映画。

悪女の小松菜奈、クソ女役の二階堂ふみ、ジャンキーの森川葵、めちゃくちゃいけ好かない妻夫木聡、クソ親父の役所広司、どサイコパスのオダギリジョー。豪華。

かなりダー
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交渉人(1998年製作の映画)

3.9

セブンやユージュアル・サスペクツを先に見ていた私なので、善人なケヴィン・スペイシーが正義の為にビル登ったり降りたり、駆け回っていた姿が新鮮だった。きっと次の日は太ももが筋肉痛になっていたはず。

いく
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.8

クルエラからエマ・ストーン繋がりで再鑑賞。
音楽もダンスもストーリーもかなり好きな映画で、4回目だと思う。
誰かと観たのは初めてで、そのお陰もあって新たな発見があった。

エマ・ストーンの顔芸も楽しめ
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.2

魔法は使えないながらも、101匹わんちゃんでスーパーサイコな面を見せたクルエラ。他の魔女達に引けを取らない悪女の、その成り立ちを描いた作品。私の中では、ディズニー版ジョーカーのような立ち位置。

終始
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101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

3.8

「クルエラ」の予習で鑑賞。

作画の線をデッサンぽく、きっちりさせない描き方、今どきならセリフや叫び声を入れそうな場面に敢えて声を入れずに絵で表現したところ…こだわりが随所に発見出来て大人になってから
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

5.0

あっ、☆5だ。

人生で初めて、高校生だった頃に戻りたいと思った。バランス感覚がスゴい。沢山笑えたし、ラストシーンまで最高!涙を返せ!!

メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)

3.8

ピクサー作品は結構観たつもりでいたけど、この作品は私の中で影が薄くて観ていなかった。2012年の作品。

公開順としてはカーズ2とモンスターズユニバーシティの間のものだが、メリダ〜はキャラクターデザイ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.2

壮絶な戦場での、ある衛生兵がとった行動を称える作品。

鑑賞後少し複雑な気持ちになった。今作では敵側が日本兵で、沖縄での戦闘が主な舞台になっているからだ。

では、あまり良くなかったな、と思う点から。
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リズム・セクション(2019年製作の映画)

2.5

なんだろう。脚本なのか?巡り巡って、主人公の吐く台詞がとてつもなくダサい部分があるように感じた。
そもそも、序盤で主人公がタバコを吸うのだが、コレがふかしてるだけって所から気になってしまっていた。
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.4

破局理由にロクなもんはないさ。

エル・ファニング、容姿が良いだけの愚かガール、可愛いだけのバカ娘、若さゆえの白痴しゃっくり女、みたいな描かれ方が本当にピッタリ。と言うか、手の付けようがない天性の美人
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.8

終わり方が爽やかで、セット、音楽、キャラクター造形、CGが綺麗。とても良かった。主人公がナヨるのがどうしても許せなくて、-0.2。

過去作のようなパキッと、バッサリとしたキレ感?そこまで突っ込んだ表
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

4.2

この歳になって初めて観てみた。
良かった。
アリエルがひたすらに可愛い。

今のピクサー映画も良いが、その礎はこの手描きアニメの緻密さ表現力にあり、やはり素晴らしいものなんだなと再確認する。歌も最高に
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.6

死んだ英雄的宇宙飛行士の父親の亡霊に取り憑かれ、どうにも不感症になってしまったロイ(ブラッド・ピット)。自身も同職に就き船外活動をしていた所、突如として壊滅的宇宙線が太陽系を襲う。その原因を辿るとどう>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.3

インドの迷子が奇跡的な強運でオーストラリアの裕福で心豊かな夫婦に引き取られる。しかし、故郷へ残してきてしまった家族の記憶がいつまでも付きまとい、彼の心に暗い影を落としていた。どうしても気になってしょう>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

3.9

チャッピーは黒羊の夢を見るのか。
どうやら彼はおねんねしないみたいだけど。

第9地区を彷彿させる雰囲気も残しながら、意識のあるAI・ロボットを中心に繰り広げられるドッカンアクションあり、ヒューマン?
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.9

魅力的で男臭い7人の男達が愛と友情で勧善懲悪!淡々と、細かい事は大事じゃないんだと、進む話。アンパンマンくらいの予定調和で分かり易いのがやっぱり良い!!

強い「女」を一手に引き受けたヘイリー・ベネッ
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

I release you.

大人の女性同士の、大人の女性による、大人の女性の為の恋の話。
まぁ、テレーズ(ルーニー・マーラ)の方はキャロルによって目覚めさせられて、解き放たれ、急激に階段を登ってい
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.7

こんなタイトルで美男美女が出ているもんだから勘違いしていたけど、すっごくミステリ。

鑑賞しながら少し、けれどずっと、怒りまたは嫌悪感を覚えていたと思う。何かを隠しているキャラクター達も犯された罪も気
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.5

2001年9月11日にアメリカで起きたテロに関して、入念な調査の上で制作された作品。

管制官に本人が出演していたり、実際の音声を使用していたりもするそう。
ラストシーンが何よりも衝撃的だった。

3
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

5.0

オリーヴこそ、リトル・ミス・サンシャイン!!

中盤までは「え、これどうなるの……?」な展開なんだけど、そこからラストにかけての疾走、暴走、逃避行!後半はずっとニコニコ出来る、最高にハッピーな映画だっ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

とある男の離別と再会と、記憶と成長と将来を考える話。なのかも。
マンチェスターは彼にとって楽しかった思い出があるだけ悲しみが増してくるような、どこを見てもトラウマが克明に蘇る辛い土地。

それでも、海
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

ボストンのカトリック教会の神父らが信者に対して行った性的虐待とその隠蔽。その悪行をグローブという新聞社がいかにして白日の元に晒したのか、という実話を元にした作品。


被害者達の悲痛な訴えと教会に巣食
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.6

1841〜1853年の12年間、ワシントンDCで拉致され、奴隷として働かされたソロモン・ノーサップの奴隷体験記を元に作られた映画。

労働を強いられて脅されて、ムチを打たれて虐げられて、死ぬまでただ生
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.3

超高性能AIとの恋は異常?

愛する者との別れにより深く傷ついた主人公が「自分に合ったOS」なるものと出会い、癒されて、いつしか恋に落ちていく。

そもそも操作者に合わせてAIが形作られていく、という
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.5

なんとも心中が複雑になる映画。

ある追突事故(クラッシュ)の現場で「ロスの人々は車に乗っている事が多いから、触れ合いを求めているんだ」って内容の一人語りから始まる。

登場人物が多くてそれぞれの人生
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

血の霧が充満する!大袈裟で情緒不安定でカオスでギャグ過多な西部劇!爆笑しながら観ました。

オープニングから、「これからタランティーノ映画を観るんだな!」とワクワクさせてくれる。
人種問題、復讐劇を盾
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.7

フリーハンドでグネグネ曲がってるけど、しっかり目指すべき場所にペンを走らせているような、そんなイメージがJUNOという女の子。

他人事だからこんな事が言えるのかも知れないけど、彼女の選択はきっと悲し
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

スーパー言語SF。終盤に解ける不安と緊張と違和感に疑問!脳汁ジュワー。

ずっっとあのお煎餅型だと思ってた宇宙船が、違うお煎餅だった。そこから小型船が出てくるシーンが気持ち良くて好き。エイリアンのルッ
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.4

道徳の授業や役場の講習会で流すべき映画。めちゃくちゃ啓発してくれる。

実際は不正受給との戦いもあるんだろうし、皆がダニエル・ブレイクじゃないから線引きは難しい所だとも思うけど。


全ては最後に朗読
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

主人公・ララの持つ性別違和とそれに起因している(だろう)周囲の目や言動や行為、安易に心の内を曝け出さない(出せない)事による孤立感、憧れて入ったであろう学校に必死に喰らいつく為、あらゆるものを振り切る>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

うっすいカルピス感。とても心が豊かな人でないと許容出来ないんじゃないかとさえ思う、雰囲気映画。
松本穂香で☆2.8持ってる。

観て何かを得たかと自問してみたが、多分そういうんじゃない。分かる人にしか
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.4

ヤバい映画。

染色体異常と外見のコンプレックス、それと引き替えに特殊能力を持った主人公。ある事実が発覚し、衝撃的で刺激的な展開となっていく。

育った環境や教育で培った人格は本能や過去の持つ力を抑え
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

飛行場でお父さんの言っていた通り、レディ・バードはサクラメントに戻ってくるだろう。

地味で冴えなくてパッとしないけど、確かに「恵まれた人生」を送っていた。

ずっと部屋で流して、たまに画面を眺めたい
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真実(2019年製作の映画)

4.3

人間関係でいう「真実」って厳密には「事実」とは違い、各々の受けた印象や記憶、立場、それによる価値観や心理状況、解釈、思い込み…等によって、それぞれ少しずつ異なった形をなして存在しているんだと、気付かさ>>続きを読む

殺人者の記憶法:新しい記憶(2017年製作の映画)

4.2

どんでんどんでんどん返し。ちょっとメメント感。
「殺人者の記憶法」のディレクターズカット版かなんかだと思って観ていたんだけど、どうやら大分違うようですね。

元のも観なきゃ…とは思うものの、これはこれ
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.3

実在する犯罪者、カルロス・ロブレド・プッチをモデルに作られたフィクション。

原題や演じたロレンソ・フェロからも伝わってくるが、実物(カルロス)も相当に整った顔付きをしている。ロレンソ君は南米のディカ
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