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それでも夜は明けるのmhのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
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その年の賞レースを無双した、黒人監督によるアメリカの奴隷問題がテーマの映画。
南北戦争の二十年前が舞台。
北部ではすでに奴隷制度廃止運動が起こっているなか、黒人の主人公は罠にはめられアメリカ南部へと売られてしまった。
それから12年間もの間、奴隷としての生活することを強いられる。
数々の理不尽を経験する中でリンチが容認さていた状況や、奴隷に対して酷薄な白人たちをリアルに描いている。
黒人差別の残虐行為については、のちに公開される「バース・オブ・ネイション(2016)」のほうがえぐくてなまなましい。こっちはエグくならないよううまく処理をしていた。
そんななか、クビを吊られてもだれも助けてくれないシークエンスが強烈だった。
日本でいう友情出演かのようにちょいちょい顔出す大物俳優が、黒人たちに理解ある白人を演じているのはちょっと白けた。
面白かった!
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