特に黒人や差別に馴染みのない日本人にこそ観てもらいたい映画。
「エンタメ」としての映画ではないから観てて面白いものではない。けれど、この映画は鑑賞者にメッセージを伝える目的で作られたものであるから、その観点から評価するととても良い映画だった。
肌の色が違うだけの同じ人間なのにどうしてこんなことができるんだろうと不思議で仕方がなかった。観ててずっと辛かったし、パッツィーの鞭打たれた背中は思わず目を背けてしまった。特に黒人奴隷が仲間がむごいことをされても何もせず見ているだけのシーンと、最後のプラット(ソロモン)と別れる時のパッツィーが崩れ落ちるシーンが印象に残っている。
