ちゃくろねこ

それでも夜は明けるのちゃくろねこのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
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1840年代、南部では奴隷制の残るアメリカ。北部で自由黒人として文化的生活を送るソロモンは、誘拐拉致され南部で奴隷として売られ、12年間に渡り理不尽な強制労働に従事しながら、粘り強く帰還のチャンスを待つが…
チュイテル・イジョフォーやルピタ・ニョンゴらの熱演。
実話に基づくストーリーで、非常に気迫のこもった演出に、目が離せず引き込まれた。
遠い異国の170年前の話だと思って見ていたけど、今でも世界中で人身売買がまだまだ行われている現状を思うと、過去の異国の出来事として終わらせることはできず、なんとも遣り切れない。

それに、知的な主人公のことを、なんとなく気に入らない農園主なんて、ブラック企業のつまらん上司として現代に生きてますね。自分より立場が下の人間の知性を愛せるかどうかで、人間の器って分かるよね〜
そしてブラッド・ピットは美味しいとこ持っていったな…(製作陣の一人だから仕方ないのか…)
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