自由黒人でヴァイオリニストのソロモン・ノーサップは順風満帆な生活を送っていたが、二人組の男に拉致され、奴隷として売られてしまった、、、。
非常に理不尽な時代を描いた作品で、後世に残さなきゃいけない作品だと感じました。
マイケル・ファスベンダーが演じる残酷な支配人ぶりが際立ちます。残酷な支配人の夫人も残酷でした。強い嫉妬から殺意に達し、死んで欲しいと願ったりとカオスな状況です。
そんな残酷な支配人の酷い仕打ちを受けるキウェテル・イジョフォーとルピタ・ニョンゴが演じる黒人奴隷ですが、本作は黒人の立場ではなく、鞭打ちでの傷が鮮明に表現されています。そして読み書きが出来ても争いを避けるために隠さなきゃいけないという想像以上に生きにくい状況。どうなっても圧倒的に黒人に不利な状況が観るものを苦しめると思います。
本作は何かと気になるポイントは最初と次の主人の共通点とブラッド・ピットが演じるサミュエル・バスという人格。結構考えさせられます。
実在したノーサップは後に奴隷廃止運動家として働くが、どこで、そしていつ死んだか定かでたなく最期の最期で謎でした。
この作品のキーワードは関心だと思います。