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それでも夜は明けるのRIOのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.4
音楽家のソロモン・ノーサップの奴隷生活を強いられた12年の体験を回想する衝撃の実話を描いた、スティーヴ・マックィーン監督作品。

本作について何も知らない人に言っておきますが、軽い気持ちで観ないで下さい。
暇つぶしなどで観るようなものではありません。
心を身構えて観ないと、100%後悔します。

察しの通り、奴隷生活を映したシーンはかなり残酷。
本当に目を覆いたくなるような悲惨なシーンがかなり多い。
しかし、その惨さが人種差別や黒人奴隷、偏見などの深いメッセージ性をより信憑性のあるものにしてました。

リアリティのある繊細な演技、ハンス・ジマーの素晴らしい音楽、そして、重いテーマながらも心に深く突き刺さるようなメッセージ性を素晴らしく表現したスティーヴ・マックィーンの才能が光った作品。

ただ、ブラッドピットがちょい役だったのは少し残念。

薄っぺらくてすぐに忘れてしまうような映画ではなく、深く心に響くような素晴らしい映画が観たい人には強くオススメしたい作品です。


ストーリー  ★★★★☆
キャラクター ★★★★☆
演技     ★★★★★
映像     ★★★★☆
演出     ★★★★★
音楽     ★★★★☆


第86回アカデミー賞
マイアカデミーアワード2014

作品賞
「her/世界でひとつの彼女」

監督賞
スティーブ・マックィーン
「それでも夜は明ける」

主演男優賞
マシュー・マコノヒー
「ダラス・バイヤーズクラブ」

主演女優賞
ケイト・ブランシェット
「ブルージャスミン」

助演男優賞
マイケル・ファスベンダー
「それでも夜は明ける」

助演女優賞
ジェニファー・ローレンス
「アメリカン・ハッスル」

脚本賞
「her/世界でひとつの彼女」

脚色賞
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

アニメ映画賞
「風立ちぬ」

外国語映画賞
「偽りなき者」

視覚効果賞
「ゼロ・グラビティ」

衣装デザイン賞
「華麗なるギャツビー」

撮影賞
「プリズナーズ」

編集賞
「ゼロ・グラビティ」

歌曲賞
her/世界でひとつの彼女
「The Moon Song」

作曲賞
「やさしい本泥棒」

録音賞
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス
 名もなき男の歌」

音響編集賞
「ゼロ・グラビティ」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「ダラス・バイヤーズクラブ」

美術賞
「アメリカン・ハッスル」
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