パエリア太郎

それでも夜は明けるのパエリア太郎のレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.4
非常にズシンとくる内容でお話以上のことをどうしても考えちゃう映画でした。

この映画見て、辛い!あかん!
悲惨だと思うし、あってはならない事だと痛感しつつ
大量消費し、安かろうを買い漁る便利、便利な生活も今もある奴隷労働の責任の大部分を担っているんだろうなーという想像を軽くしつつ
明日から特に何も変わらないというマイライフを思ったり
複雑な気持ちになりました。

主人公だって、かつては自分の生活に必死で、その立場になってみなくては分からない見て見ぬふりしていた現実だったり
優しい人、物分りの良い人に見えたって制度の上で人を金銭で売買するということには慣れ切ったクソ野郎だったりと
とにかく淡々と生々しく、えげつない描写が続いて

特に主人公が鞭を打つシーンは涙が止まらなくなってしまいました。辛すぎました。
パエリア太郎

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