ソロモンはひとまず奪還されたけれど、南部には奴隷制度が残ったままの結末。
決してめでたしめでたし…とは言えない。
それでも奪還に成功した稀有な例としてのこの物語は苦しくて恐ろしく、そして熱く感動を呼ぶものだ。
奴隷制度の悲惨さは我々は読んだり見たり聞いたりするしかわからないし、ましてや自分たちのルーツにおいて実感できる様なものでは到底無いわけで、悲惨だかわいそうだ酷い話だ…と傍観的にしか表すことができない。
ただ、できるとしたら今この2020年でさえ人種差別…これは結局この様な奴隷制度の名残り?をもって人が死んでいく世界に疑問と正義の心を広く主張する事くらいなのかもしれない。
深く重い映画だけれど、観るべき映画である事は間違いないだろうなぁ。
今でも人種差別、外国人差別、性差別そして出身や職業による差別は世界中に蔓延っているのだ、それはこの日本の私のそばにも…
ありゃ?!また話がおかしくなっちゃった、レヴューどころの文章じゃないねぇ。スミマセン…