Seina

ウォルト・ディズニーの約束のSeinaのレビュー・感想・評価

3.7
作家が苦難に感じた体験をハッピーエンド(時にそうでない場合もあるが)に変えて文学作品として執筆することがよくある。(これはララランドに通ずるところがあるだろう。)
この作品はその一例と言える。作品を創作することは創作した人自身の救いになるという面を見せた珍しい作品。

幼い頃から観ている映画『メリーポピンズ』の中でも、バートが子どもたちに実は父親は孤独な存在だと教えるシーンが印象的に残っていたのだが、この映画を観るとこのシーンに尚更深いものへと変わった。(もちろん、映画全体も含めてだが。)

それにしても、主演がトム・ハンクスとエマ・トンプソンだなんて素晴らしい組み合わせ!
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