チャーリー・ブラウンとピーナッツの世界が愛おしくて愛おしくてたまらない気持ちにさせてくれる。そして、自分のことが好きになる映画。
「自分を変えよう!」と勇気づけて応援してくれる作品はいくらでもあるが、この映画のように「どんな駄目な自分でもいい」と温かく、ありのままを肯定してくれる作品にはそうそうお目にかかれない気がする。
CG作品でありながらも、「やれやれ(Good Grief)」といったセリフや頬杖をついて相談するチャーリー・ブラウンとライナスの姿などファンなら漫画やアニメーションシリーズでお馴染みの場面もふんだんに盛り込まれているのも見所のひとつ。
原作者のシュルツの妻のジーン、息子のクレイグも関わっており、製作者たちのピーナッツ愛を感じられる。