Jean

ウォルト・ディズニーの約束のJeanのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2018.07.22 吹き替え視聴


我々、物語を創る者は
想像力で悲しみを癒やす
そして人々に繰り返し繰り返し
希望を与えるんだ

婦人は周りに希望をもらえなかったから、
夫人自身が自分や亡くなったお父さんに
希望を授けたんだ

最後、婦人が泣く姿がなんとも言えない

もう救えない父を
ただただ想うことしか出来なかった少女は
成長して、
自分の父のために
自分のために
物語を書き上げた

人は2度死ぬ
1度目は肉体が滅びた時
2度目は亡くなった人が誰の記憶からも消えた時

彼女が生み出した物語は
きっと何世代にも渡って受け継がれ、
彼女の想いはいつしか
人々の大きな希望へと変化した

彼女の中でしか生きてなかった父親は
多くの人の中で生きている

そう思えたからこそ、
婦人は出来上がった映画を見て
涙したのだろう


小さい頃、メリーポピンズ を見て
よく口ずさんだあの曲たちが
あんな風に作られてたことを知り驚いた

映画館で見なくて良かった…と内心で思った

思わず口ずさんでしまった

スパキャリキャディリスエクスアーリデゥーシャス
どんな時にも忘れないでどうぞ
望みを叶えてくださることは…

なんて歌っちゃうもんだから、
危ないところだった笑



誰かの心に残るって すごいことだと思う

そんな作品を世に出してくれた
婦人とウォルトに感謝している

物語は常に私たちと共にある
そんなことを教えてくれた映画
Jean

Jean