つめけん

ほんとにあった!呪いのビデオ55のつめけんのレビュー・感想・評価

3.3
怖い投稿映像を紹介するドキュメンタリー、第55弾。

興味はあるけど最初から追う気にはなれないシリーズ、ほん呪。こちらも評判が良いようなので、50に引き続きとりあえず見てみた。

それぞれの映像に繋がりがある感じがオシャレかつ壮大ではあるけど、縦軸の話がそこまで怖くはないのでうーんとなる。

大傑作「飛ぶカメラ」と佳作「ロールシャッハ」が収録されている。


以下、各話メモ。

「銅像」
・銅像が動く映像。
ちょっと怖い。銅像のエヴァみたいな体型が印象的。

「ロールシャッハ」
・ロールシャッハテストっぽい映像。
怖い。得体の知れなさが怖いタイプの映像。まさに呪いのビデオって感じがして、かなり好み。劇場版「呪怨」のテレビがグニャってなるシーンみたいで好き。

「窓の外」
・3階の窓に手形がつく映像。
怖くない。かなりベタな映像。溶けたデジカメのくだりはちょっと面白い。

「悪戯電話」
・変な電話がかかってきて彼氏がおかしくなる話。
怖くない。よくわからない。

「タイムラプス」
・タイムラプスで撮った綺麗な風景になんか変なのが映る映像。
怖くない。映ってると言われたらまぁ…ってなる程度で、あんまりわからない。

「誰がいなくなった?」
・廃墟でふざけてたら錯乱する映像。
怖くない。話が絡み合って複雑になってきた。前の話と繋がってる。

「飛ぶカメラ」
・たこパしてるとこ撮ってたらカメラが飛んだっていう映像。
かなり怖い。画面が静止した時の「は?何これ?」からの、真相が発覚した時の「ヒャッ…」感の落差が凄い。サウナからの水風呂。肝が冷える。今まで見ていたものが恐怖そのものだったという感覚を植え付ける、革新的な映像。シチュエーションがごくごく身近なのも良い。
たこパでワイン飲んでたのが印象的。たこ焼きにはビールかハイボールだと思ってました。

「悪人」
・今作の総決算的な話。種明かし。
ちょっと怖い。今回紹介された映像は全部繋がっていました〜的な匂わせをする出来事が語られる。
途中、街を走り回るシーンの映像が狂うほど揺れて気分が悪くなる。
電車が発車する時の音が割れすぎて「ブボボボ!!!」ってなってるのが面白い。
最後に流れる呪いの根源らしき焼身自殺ビデオの音が呆れるほどデカい。アホほど音割れてる。耳悪くなる。
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