ヘンダーソン

ボーイのヘンダーソンのレビュー・感想・評価

ボーイ(2010年製作の映画)
4.1
こんなにも子供が【子供役】ではなく【子供】を演じている映画を初めて観た。演じているという言葉にも違和感を感じてしまうほど、ただただ自然。
昔、思っていたことや感じていたことで忘れてしまった何かがあるのだ。
こんな風に子供の世界を見せられたら、もう心を掴まれてしまうに決まっている。
タイカ監督は、イマジナリーフレンドの使い方が絶妙だ。

子供にとって親って絶対的な存在だし、確かにその人が何をしてもある程度は盲目的になるんだよな。ジョジョラビットに続いて、親と子の関係性を少し考えさせられた。
長くない作品だけど、もうちょい短くても良かったかも。