ねむみ

スター・ウォーズ/フォースの覚醒のねむみのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もうここまで名作シリーズだと歴史の証人になれるだけで満足。
ストーリーも旧三部作を踏襲した展開でファンは終始ニヤニヤ。

でも決して過去作のオマージュだけの映画じゃなくて新キャラがみんな個性的で魅力たっぷり。

主人公レイは背負い切れない運命に戸惑いながらも強い気持ちが演技に現れててとてもカッコいい。
フィンはアホっぽいしレイのこと好きだし憎めない。
BB-8は可愛過ぎる。萌えなかった観客はいないだろう。

以下、良い点悪い点挙げたらキリがないので次回作の展望も含め少々。

今作の敵ファーストオーダーは組織構造を観ると過去の敵に比べて文明が進んでいると思った。
背景こそ分からないが黒人もいて女性もいる。
しかもある程度位の高い存在。すぐやられたけど。
新作を待ち望んでいる間にもスターウォーズの世界が進行していたんだなと感じられるのは嬉しい。

そして悪役のニューフェイスのカイロレン。
多分フォースの底力はシリーズ屈指のもの。ただ、ジェダイ以外の血が混ざっているが故に自分の事を過小評価していて迷いがあるから力を出し切れていない。
登場した時は正直ショボいと思ってしまったが、感情をコントロール出来ずに悩んでいる悪役という点では結構魅力的だ。
きっと彼は身体に傷を負った結果ヴェイダーへの信仰心から己をマシーン化するだろう。
「修行を完成させる」というスノークの言葉からもこれは第二のヴェイダーを創り出すことを示唆してるのではないかと思う。

総括すると最高の最新作。
過去作のマッシュアップみたいでちょっとズルいけど満足。
ただ、次回は旧三部作のネタが使えないから本当の意味での新シリーズの幕開けだと思う。
ねむみ

ねむみ