※ネタバレ注意※
最高!そして感動。
ここまで期待を超える傑作だとは。
カイロ・レンが好きすぎる😍
精神は非常に不安定で、弱くて、もろい。
でも、どこかに強い信念を持ってて、
憧れの人(=ダースベイダー)になれない劣等感と、光と闇の狭間で揺れ動く心情との葛藤や苦悩と日々戦っている。
そんな人間味溢れる興味深いキャラクター性に魅力を感じたのは僕だけじゃないはず。
その不安定な心情を、しっかりしていないライトセーバーの芯で表現しているのは素晴らしい表現の仕方だと思ったし、キャラクター設定は非常に斬新。
カイロ・レンだけでなく、他の新キャラクターたちも例外ではない。
Xウィングパイロットや脱走したストームトルーパーという今まであまり見たことのなかったキャラクターたちにフォーカスさせ、
ストーリーの焼き直しっぽさをまったく感じさせないような深い友情を、淡々と流れる展開の中で醸し出してました。
ストーリーの流れを邪魔しないために、深掘りしすぎないようにしていたのも、なんとも秀逸。
やはり、映画において1番重要なのは、ストーリーではなく、キャラクターなんだと改めて気づかされました。
BB-8も非常に可愛い。
旧シリーズのドロイドたちに負けないかわいらしさがあったし、スターウォーズ特有の、押し付けない良いバランスの可愛さがあって、とても好感が持てました。
映像も非常に美しい。
特に、カイロ・レンがハン・ソロを殺すシーン。
カイロ・レンの顔に当たっている月の光と影の明暗で、揺れ動く心情を表現しているのは実に天才的。
音楽の使いどころも本当に上手い。
ローグワンでは、音楽に結構ガッカリしたから、
「俺は今スターウォーズを見てる!
ヒャッホー!!」
って思わせてくれて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
スター・ウォーズの新章の幕開けでありながら、旧シリーズの世界観にかけ離れすぎない絶妙のバランスで作られた、素晴らしい要素が盛りだくさんの傑作スペースオペラ。