Mayu

ダラス・バイヤーズクラブのMayuのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
3.6
実際にあった話を元に作られた映画。

酒、女、ドラッグにおぼれる典型的なダメ男のカウボーイ、ロン。ある日HIVである事と、余命30日を宣告される。
ふざけるな、この俺が?と強気に出ていたロンだが、当時特効薬として臨床実験されていたAZTを裏ルートで何とか集めたり、死を恐れ生にしがみつく弱い姿が対称的で印象的でした。どんどん悪くなる体調に恐怖し1人車の中で顔をくしゃくしゃにして泣く姿が、これ本当に本人映像じゃなくて?と疑うほど。
テキサスからメキシコに渡り、良い元医師に助けられ未認可の薬で体調は回復していった。
この経験を元に同じ病気で苦しむ人々に対して初めは利益を生む為に薬を売りさばいていたけど、それは次第に正義に変わり、慈善に変わり…
違法行為でありながらも、彼の正義に国も納得せざるを得なくなりました。瀕死だった男の信念、行動にただただ圧巻。
それを演じきっていた俳優陣に更に圧巻。
みんなのレビューにもあるよう、マシューマコノヒー、ジャレッドレトが素晴らしすぎる。役作りハンパない。ここまでして役に入れるか、もう本人映像にしか見えない。是非主演2人の本来の姿をググってほしいですね。びびるから。笑
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