りょーこ

ゾンビネーターのりょーこのネタバレレビュー・内容・結末

ゾンビネーター(2012年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

内容は失笑モノですが、ゾンビと血糊の質は素晴らしい、なんとも言えない作品!!!
こんな作品に、何故このクオリティのメイク(美術?)さんが?って位、一級品でした☆

その他、突っ込み所が多すぎて反応に困る、そんなホラーw



↓ネタバレあり↓



治安が悪い町ヤングスタウン。

そこで、ファッションライターであるジョアンナのドキュメンタリー撮影が行われている。

撮影中、戦死した友人の葬儀に行くと、何故かゾンビがドヤドヤ侵入してきた。
ジョアンナ他数名は、喚きながら近くの小学校に避難。
そこでも言い争いが絶えない彼等だが、ゾンビが侵入してきて更にパニックに…

なんとか外に逃げ出すと、黒革ロングコート&サングラス&ショットガンという、どう見てもターミネーターコスプレの男が現れ、よく分からないが助けてくれた。
コスプレ男曰く、軍がゾンビウィルスを作って町にばらまき、しばらくしたら治療薬を売って儲けようとしているらしい。

だが、パニックな生存者達は、そんなの知ったことではない。
全員自分勝手に行動し、どんどんゾンビの餌食になっていった。

そこへ、軍の大佐達が登場。
儲けを邪魔するコスプレ男と喧嘩を始める。
結果は、刺されても撃たれても何故か死なないコスプレ男の勝利。

大佐はゾンビに食われてしまいましたとさ。

終了~



色々な設定が出てくるのに、全て泡と消える作品(笑)

モキュメンタリぽいのに、知らぬ間にカメラマンは増えるし、何故かゾンビには襲われないし、設定があやふや過ぎ!

登場する小学校が、何故か元KKK本部だったりするし。

さらに、そこに超常現象研究会なる人達がワラワラ登場し、
"ここには幽霊が出るのさ。ゾンビなんているわけないだろ。ぷぷぷ"
と、全員を嘲笑する始末w

もう何がなんだか!

そして、生存者達は阿呆ばかりで、全員好き勝手にやりたい放題。
ペットのシマウマを心配したり、親が死んだとか虐待したとかで突然号泣したり、かと思えば全員で祈り始めたり…
助けてくれたゾンビネーターさんの言いつけは一切守らず、むしろ"あんた、ターミネーターぽくね?"とか言って大笑いする始末だし!

ま、全員頭が悪いので、即ゾンビの餌食となりましたが♪

さてさて、肝心要のゾンビネーターさん、こやつは一体なんなのでしょうねww?
ただのコスプレかと思いきや、なんだか不死身っぽいし…
敵ボスである大佐の部下だったらしいので、元軍人で人間のはずなのですが。。。
戦地アフガニスタンで、何かが目覚めてしまったみたいですね(笑)

そんなハチャメチャ映画ですが、ゾンビのクオリティはかなり高いです☆
メイクはもちろん、ゆっくり囲まれる恐怖とか、逃げられそうで逃げられない絶妙な距離感が素晴らしい!!!!
ラスト、大佐が食われるシーンは、かなりの迫力でした♪

そして、なんといっても血糊!!!!
色といい粘り気といい、本物のような質感なのです♪
撃たれた痕とか、飛沫血痕もきちんと作られていて、うっとりしてしまいました~

矛盾点は多々ありますが、ゾンビだけは文句無しの作品!
突っ込み所も満載なので、飽きはしない、不思議な駄作でしたww


余談~

この作品、DVDを挿入すると、即『悪魔の毒々モンスター』と『チキン・オブ・ザ・デッド』の予告が始まります(笑)
もう、ノッケからカオスでしたww
ビバ・トロマ!!!
りょーこ

りょーこ