namuge

野のなななのかのnamugeのレビュー・感想・評価

野のなななのか(2014年製作の映画)
-
「苦い…でも好きになりそう」
安達祐実や常盤貴子に十代を演じさせるのって流石にどうなのって思ったけれどもそこが良かった。セックスの代替行為としての絵を描くという行為に漂うエロティシズム。安達祐実ってこんなにヤバかったっけ

この花の空から連なるメッセージの強烈さ、花筐とも呼応する戦時中に青春を迎えた男女の物語。

この花の空でも語られていたピースはヴィクトリーの印、平和とは勝利の上にしか築かれないのかという訴えは本作でも繰り返され、本作を観ることで姉妹編にあたるこの花の空がより親身に感じられる作りになっている。ビキニの名前の由来にブチギレる山崎紘菜が強烈に印象に残る。

この花の空よりはフィクションに振り切ってて個人的にはこっちの方が好きですかね
でもどっちも強烈。
namuge

namuge