初ハートリー作品鑑賞。いい意味でアメリカ映画らしくない無味乾燥な空気が流れつつも人物のキャラの明るさや会話が楽しく、女性も強く描かれていてかなり好印象。私自身も、森達也氏とかの著書を読むようになって身近では感じられないけど生きていくうえでは知っておくべき大事な事を知り出してから、考え方や感じ方が大きく変わった自覚があるので、オードリーの少し過剰な危機管理意識は分からなくもない。
自分の目で見たものだけを信じると言ったオードリーと相反し、誰も信じないと言ったジョシュ。真逆の意味に聞こえるけど、誰しもこの２つの考えが混在してると思う。"信じる"ことの曖昧さ。結局は自分を信じなければ、すべての軸が狂う。
真実を言い合える嘘のない関係は理想的だなぁと思うけど、それは期待でしかないから誰も信じないって割り切ってしまったほうが全てが上手くいくのかもしれない。
