官能的でオシャンティー
どこか満たされない少女
中身が無くて虚ろでフラフラした感じ
愛とか人の温かみとか、人間にとって必要な決定的な何かが欠けていて、若さゆえの有り余るエネルギーと美貌だけがある。
でも、「若さゆえの無謀」とか「若気の至り」とか一言では片付けられない切実さがある。現代の若者の虚無感というか、不安な感じとか…
煩わしい恋愛より速攻性のある性行為に走って「何かを感じたい欲望」が勝ち続けていく描き方はラース・フォン・トリアーの「ニンフォマニアック」に近いものを感じた。
でも、ただただエロいものを映す下心剥き出しの映画とは明らかに一線を隔す映像センスがとにかく素晴らしかった。
フランソワ・オゾン面白い