ヒルコ

そこのみにて光輝くのヒルコのレビュー・感想・評価

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)
3.0
まず、無名のキャストでもなしにこういう映画を日本で作ったことが評価。「底」でのみ輝く光を見つけた時、「そこ」で生きてきた人間はどうやってすがるのか、きっとこの映画のようにどうしていいかわからずに暴れるんだろう。池脇千鶴が、「わたしみたいの」と自分を表現したあたりに、家族のために売春に身をやつし父親の性処理まで行う自分を本当はどう思ってるのかがよく分かって悲しかった。そして綾野剛はそんな家族をかき回しに現れただけにも見える。でも池脇千鶴には光に見えた。悲しい。高橋和也の演技がすごくいい。
ヒルコ

ヒルコ