灰音

そこのみにて光輝くの灰音のネタバレレビュー・内容・結末

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

季節はずれに咲く花たち。
眩しすぎる夏の日差し。海。

海で絡み合うのロマンチックだなぁ。
そして綾野剛は黙って突っ立ってるだけでえろい。醸し出すエロス。

あとえげつない喫煙率。大丈夫か。

池脇千鶴さんのリアルさが生々しくて凄いなと。
このなげやり感というか、心がスレている感じ。
性を使って消耗している体と心。
そんなところへふらっとニート綾野が来る。
癒される、楽しい。
ちなみにR15らしいので濡れ場もありますが、エロ要素は低め。
(大半が切ないので)
私個人としては、そのシーンより
俳優さん自身がえろく見えました。笑

菅田将暉は本当にこういう役がうまいですね。弟感がすごい。本人は確か長男なのに。拓児、終始にぎやかでした。
常に大声だし、食べながら喋るから米つぶやら何やら飛ばすし。子供か。
いろんな悪さが食べ方に出てて良かった。

多様な人がいる。仕事や生活がある。
楽なことも制約も多い現代社会で
貧しい者が生きていくのは大変。
けれど、
見えなかった何かがそこにある。
見つかる。諦めるのは早い。
そう思わせられる作品でした。
灰音

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