どないやねん

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのどないやねんのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

うーむ。面白かったんだけども。
まあ、なんというか、このテイストの映画に細かい整合性の指摘は野暮なのか。明らかに野暮だと思わされる演出だったからそうなんだけども。
一つだけ。最後にティムの少年時代に戻れるなら、過去の改変が起こらないようにすれば永遠にパパ死ぬことないじゃん。そういう克服方法があるのに、映画の最後のメッセージが「大切な人の死を乗り越えてこそ人生の味わい」っていうのは、少しパンチが弱くならないか。
あとあれなのかな。毎回気軽にだいぶ昔の過去に戻ってるけど、いつも頑張ってもう一回過去から現在までやり直してるかな。出来るだけ自分の知ってる現在になるようにでしゃばらないように工夫しながら。そうだとしたらちょっと笑っちゃうね。ていうか、ティムもお父さんもとんでもない量の人生経験を積めるね。

そういう理由でパパは飄々とクールに良い人生を送ってるのかもしれないけど、
それはそれとして、僕もあんなおじいちゃんになりたいと思った。日々を飄々としながら楽しんで生きる人間に。あとコーンウォールが良いところ過ぎて。

結婚式がどしゃ降りでスローで見せられてるシーンはめっちゃ好き。何を見せられてるんだという感じ。でもそれも結局なかったことになっちゃった。