タマユキ

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのタマユキのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

親子の絆を感じられる作品です。
前に向かってしっかり踏み出そうという気分になりたい方へ贈るSF作品。

人生がやり直せるなら、とよく口にはしますが、それを真っ先に考えてしまうよりも今のこの一瞬に意味を持てる人生でありたいと考えさせられる映画でした。

ティムは何度もタイムトラベルしてメアリーを手に入れるけど、私利私欲のためだけに能力を使うわけではない展開が多く、とても気持ちよく見られた映画でした。

ティムが何回もメアリーとやり直すシーンは深夜なのに大笑いしてしまいました。(笑)
こういうギャグのようなシーンとシリアスシーンの両方を、SFというジャンルで組み込むのは相当話の筋が整ってる証拠だと感じます。

また、キットカットを一度助けた(パーティーで彼氏と出逢わないようにした)のに、娘が息子になっていたのが気に入らずに元の衝突事故に戻してしまう。
これも人間臭さを出すために必要な要素だったのかもしれません。
何れにせよ、運命を受け入れて精一杯生きよ、というメッセージ性が込められています。
(キットカットがかわいすぎて好きなのでそこは少し悲しかったですけどね…)

ティムがお父さんと最後に浜辺で散歩するシーンで号泣。
明日からは自分の人生に誇りを持って生きよう。
タマユキ

タマユキ