ダイセロス森本

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

5.0
ついに見ちゃった…!素敵で明るくて純粋で可愛くて、雲のようで綺麗で上品な作品。勿体無くて、一生見たくないと思うくらい、なんだろう、アマノジャクとかじゃなくて、いつ見ても、自分にはもったいないくらいの傑作だろうから絶対見れないなと思っていた映画。
たまたま、開いちゃったわけであります。

本当に綺麗。繊細なドーナルがひたすら好き。
家族と、そこに加わるアメリカ人のレイチェルがまあ、まあ、なんてことっていうくらい可愛くて綺麗。ピュアな雰囲気を持ってる人。

ドーナルは昔から大好きだけど、彼は本当に綺麗な目をしてる。目以外にも、あのふにゃってした笑い方、ちょっと困ったみたいな笑い方にメロメロになるし、日本じゃ考えられない美しいまつげと、綺麗な髪色。どこをとっても最高っていう人。喋り方も好きだし、声も好き。演技力だってある。幸せそうな顔が本当に幸せに見えて、こちらにまで幸せを運んでくれる。

そんなふたりが、そんな最高なふたりが、こんな最高の作品で恋人を演じるなんて、本当に運命のすばらしさって言葉に表せない。この興奮を、誰かにそのまま届けたい…。

突然「この家の男には、タイムトラベルをする力がある。」って言われたら、どうするだろう。きっと彼みたいに、ちょっとだけ直せることを直していくかなあ。
彼女との出会いも直してみたり、あれ、違う人のために時間を使ったら彼女との出会いが消えちゃったり。
家族を想ったら止められない少年のやさしい暴走だったり。

色の使い方、舞台の使い方、浜辺の使い方までこれ以上ないくらい美しくて、一瞬も目を離したくない。

綺麗で優しくて、楽しくて面白い生活を、こんなに幸せな気持ちで、ただ純粋に楽しめるなんて、素敵な映画だなあ~~。

思い出すだけで笑顔になる、最高傑作。
マーゴット・ロビーの美しさはもちろんピカイチだけど、奥さんにしたい人って違うんだよねって思っちゃう。女から見てもね。

主役ふたりの色素がひたすら神…。そしてそこに合わせる緑や赤、綺麗な空の色、海の色が、最高級のパレットに絵の具を広げているわくわく感に近いものを感じられた。きっと監督も、楽しく撮影したんだろうなあ。なんて。

恋愛物語ってどうしても、理解できなかったり、置いてきぼりにされることが多かったけど、これは私までキュンキュンするし、わくわくするし、ひとつひとつに私が、作品に、恋できた。だからこそ、面白かったし、涙が枯れるほど泣いた。
ずっと見たい、ずっとこの世界にいたい、そんな一作でした。いやあ。素敵すぎる。

「浜辺で散歩しよう」
今じゃなくて、あの時に戻って散歩するふたりが、愛おしくて、輝いていて、
いや、むり、今、思い出して書いているだけで涙出てきた