42car

アバウト・タイム 愛おしい時間についての42carのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前々から観たいなぁと思いつつ中々その機会に恵まれずにいたのですがやっとこさ観ることができました。やはり前評判がいいとハズレないですね。
概要を読んだ印象では、恋人探しとそれに伴うタイムトラベルの副作用をどうにかしようとする、いわゆるタイムトラベルモノによくある感じなんだろうなと思ってたのですが、実際は意外とあっさり恋人見つけるしバタフライ効果(使いたかったこのワードッ!)とかも解決してて、恋愛映画というよりは生き方について考えたくなる映画でした。主人公が辿り着いた一期一会の日々を楽しむという結論は時を戻せない僕らにとっては限りなく嬉しいものですが、戻せるものなら戻したいですよね笑 戻す人生を経験してからその結論に辿り着きたいものです。果たして息子には能力を教えるのでしょうかね。

脱童貞シーンを観て思ったのが、仮に性欲も戻るのであれば無限ループに陥るやつが出てきてもおかしくないということです。これは深刻な問題ですよ。仮にあの一族の中に性欲マシーンが産まれてしまったら世界の時間が進まなくなる訳です。そうなるといよいよCERNだか魔法少女あたりが飛び出してきて同じ(ry
猿にこの能力が備わらなくて良かったと思わざるを得ません。

あとは第三子出産におけるお父さんとの永久の別れなんですが、癌だと告知されるのと第二子の生まれた年が1年以上空いているのであればその間に頑張って子作りして別れを回避できるのではなんて思ったり。。
とまあこんな感じでタイムトラベルモノは妄想が捗っていいですね!テンション上がります。

基本的に映画館で観た方が満足いく派なんですが初めて家の方が良かったかもと思わされた作品になりました。というのも、誰もが涙を誘われるであろう父との別れのシーンで感極まって来たところ(つか本当にいいシーンですよね)、左後方を筆頭に四方八方から鼻水をすする音が聞こえ始めたんですよ!一度聞こえるとドンドンそっちに意識が持ってかれちゃって、同時に途端急に醒めたりしちゃって笑
まあこれ完全に個人的な問題なんでどうこう言っても仕方ないんですけど、できればお願いしたい。鼻水は垂れ流せって。
もう僕なんて鼻水を舐めちゃってますからね、ベロンベロンですよ。お、今日は塩気が強いななんて思っちゃったりしてるわけです。その代わり誰にも泣いてるなんて悟らせませんよ。


1日を2度以上過ごしてることを納得してしまうビル・ナイの落ち着いた雰囲気を纏った演技は見ていてこっちの心も穏やかになるほど素晴らしいし、レイチェル・マクアダムスの愛嬌がどれだけ胸を掴むかとか、なんか書きたくなることがどんどん出てきちゃう映画で全然まとまらないレビューに笑
人生の節目節目で観たくなるような映画がまた一つ増えちゃいました。こういう出会いが堪らないですね。
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