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アバウト・タイム 愛おしい時間についての33のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見てみたかった映画。
わたしは事前情報を極力耳にしないようにしているが、今回も、タイムトラベルものとは知らなかった。
あーなんだー 時をかけちゃう系かよと思って最初すこし残念だったけど(その時はもっと普通の話を観る予定だったから)、控えめに言って最後にお父さんに会いに行くシーンは声が出るほど泣いた。
この映画は恋愛の映画などではなく、家族と愛の話なんだと理解した。
びっくりするくらい泣いたけど、何よりこの家族大好きだと思った。お父さんは最高。誇れる息子と一緒に卓球をする。全ての家族が可愛らしかった。
自分の父親と永遠に会えなくなるのを選ぶのか、自分の子供と一緒に未来を向くのか。いや、未来を向くというより今を見るのか。
わたしは影響を受けやすいにもほどがあるし、俗っぽくて鳥肌たつけど、今は本当に今しかなくて、これで最後なんだなあと。

映像的に考えると、最後の方の今を最後として生きると決めた後‘日常’の光景の映像がすこししっくりこないかもと思った。映画だったそれまでの映像と違ってドキュメント的な映像だなあと思った。わたしたちが生きている現実とも繋がっているということを表現できてるのかもだが、まあ、国も違えば日常風景も違うってこともあるかもだけれど、中でも主人公のティムの肩から上が写ってるシーンで、突然ズームアップしたのが違和感を覚えた。あれ、って突然カメラの存在が見えてしまった。いいのか悪いのかわからないけど、局所的にいっぱい泣いた映画だった。
お父さんと息子だけの秘密。
パパと息子可愛い。そして、その妻たちも可愛い。
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