ラブコメかと思ったら人生のお話だった。
やり直せること、限りを自分で作れること。
一見そうできることが羨ましく思えるけど、それがいざ自分の手中にあったとして、それをつかって後悔のないようにあることができるだろうか。
自分で区切りをつけることの難しさが絶対にある。やり直せるからと失敗を軽んじてもう一回がきく世界で全てを最善に整えるよりも、一発勝負しかない世界で日々をきちんと生き日々をきちんと捨てる方が、さまざまなことがよくみえて、目の前のことを大切にできる。「もしも」の世界を映画でなぞって、終わった瞬間に「じゃああなたの今の生活で大切にしたいことは？」と問いかけてくるような、そんな映画。
なんやかんやで初めてみた。
ドーナルグリーソンを観たい時ってひたすら不器用な彼が観たいなあってときなので、ずっとそうあってくれて、私は嬉しい。
ドーナルグリーソンはハックスくんがいちばんすきです。
