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LEGO(R) ムービーのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)
3.6

レゴムービーシリーズ第1作目🎬

ストーリーはレゴの世界を支配しようとするおしごと大王とそれに立ち向かうマスタービルダー達と選ばれた主人公の戦いを描いた作品でした。今作は子供の頃の夢がたくさん詰まった作品です。そして単なる娯楽作品ではなく、強いメッセージを含んだ素晴らしい作品でした。重度のレゴマニアのエメットの父親は、様々なレゴを買い集めては地下に完璧な街や世界を組み立てていました。だがエメットが自由に遊ぶのをよしとせず、何かをイジるたびに彼を叱り、もう何も動かせないように、瞬間接着剤でミニフィグや建物を固定してしまう、、これは完璧な作品に固執する父親と、レゴで自由に遊びたい息子のエネットによる現実世界の物語と劇中劇であるエメットたちの世界・・・2つの世界のお話でした!!レゴの世界と現実世界をリンクされる発想がまず素晴らしいです。劇中のおしごと大王とエメットたちの闘いは、瞬間接着剤でレゴを固定しようとする父親と、自由に作って遊びたい子供との攻防だったのです。そしてレゴの世界でエメットたちが必死に探していた秘密のパーツこそ、瞬間接着剤のフタだった・・・。

今作は個性の無い、マニュアル人間への応援歌になっていました。一見、大したことが無いように思えるけれど、どこかで誰かに感動を与えていたり、人の役に立っています。しかし、 みんながスポットライトが直接当たり輝くスターになれるわけではありません。でも、本当は一人ひとりが、それぞれ輝くスターであるし、その素質も才能もある、レゴブロックのように無限の可能性を秘めた、人生というドラマの主人公なのだと。
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