麻衣

ファインディング・ドリーの麻衣のレビュー・感想・評価

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)
5.0
昨日修論の最終稿を提出してやっとなんの束縛もない本当の春休み。1本目は大好きな映画!人生で観てきた映画の中でいちばん好き。受験生の夏休みに映画館に2回も観に行った。
ピクサーやディズニーの続編では、仲の良いキャラクターたちが道を分かつ選択をさせられてばかりなんだけど、これはそうじゃない。前作でドリーが鯨語を話せたのにも文字を読めたのにもちゃんと理由がある。
ドリーが本当に魅力的。デスティニーと書いてあるバケツに「わ・た・し・は・は・い・る・♪バイバーイ♪」って飛び込める大胆不敵さ。やるべきことがわかってから行動に移すまでの反応がめちゃくちゃ速い。やるべきことがわかっていてもできなかったらどうしようと躊躇してしまいがちだけど、ドリーにはそれがない。そしてどんなときも下を向かない。そのポジティヴなエネルギーに引き寄せられるかのように、たくさんの友達から慕われている。なんでもすぐに忘れてしまうという性質からマーリンやハンクを苛立たせてしまい、酷い言葉を浴びせられることがあるけど、そういうときにも「あなたってハートが3つある割にイジワルね」とお茶目に返せる心の広さ。「イジワル言わないで」と素直に伝えられるのも本当にえらい。大人気ないので私なら一生口きいてやらないとか思ったり、自分で何がいけなかったのか察せという仕草をとったりしちゃうから。ドリーみたいな対応をする人には誰も敵わない。ロールモデルにする。今んとこ似てるのはなんでもすぐに忘れちゃうとこだけ。
八代亜紀さん。八代亜紀役として久しぶりにその声を聴けたことを嬉しく思う。
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