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寄生獣 完結編のミラクルのネタバレレビュー・内容・結末

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

寄生獣は前作は公開当時劇場で鑑賞済み、アニメも鑑賞済み。

普段はどんな映画にも好きな人がいるのでキツイ言葉は使わないように気を付けていますが、この映画に関しては言いたい事が山ほどある。

かなり辛辣になってしまうのでこの映画が好きな方は読まないことをオススメします。

良かった点
田宮良子が美しく、ベビーカーを押して歩いているだけなのに只者ではないなと感じるので深津さんは流石だと思った。
三木の不気味さ後藤の底知れぬ強さはとても感じられたので良かったと思います。

気になった点
浦上について…快楽殺人者である浦上の無抵抗な女性を惨たらしく殺す描写が物凄く不愉快だった。
必要な描写であったと思うが胸糞が悪いとはこのことかと思いながら観た。
そしてこんな軽薄で信用に値しない男を寄生生物に対抗するためとは言え移動式スキャナーとして使うSATにも違和感を感じた。
というか移動式スキャナーだ!と言って浦上が登場した時は笑ってしまった。
SATの山岸と刑事の平間に言える点だが、口では最もらしいことを言っているがペラペラな人間に見えるのは演出のせいなのか?
倉森に知っていることがあったら話して欲しいといいながらそんな説得の仕方じゃ誰もしゃべらないだろと思いながら観ていた。
國村さんも豊原さんも他の作品では気にならないので演出のせいかな。
倉森について…ヤケになり手当たり次第に寄生生物の写真を売り込む電話をかけまくる。
フリーライターはその辺慎重にやるのではないか?ましてや娘がいて危害が及ぶ恐れがあるのに軽率すぎる。
そして案の定娘さんだけが殺されて娘さんが気の毒としか言い様がない。
自分の身の振り方も娘が死ぬ要因になったにも関わらず自分だけが被害者のように振る舞っているのが気になった…本当に娘を大事に育ててきたと言うのなら新一の説得に応じて娘と遠くに逃げるべきだったと思う。
平間について…田宮良子を追い詰めた時、真昼間に何人もの人間が見ていて赤ん坊を抱いているにも関わらず銃を発砲しまくる警察。
確かに直前に倉森を殺してはいるが赤ん坊抱いているぞ。見えているだろ。
赤ん坊を渡しなさい!とか言えるでしょ。
どういうことなの。寄生生物を殺す為なら赤ん坊の生死は厭わないのか?そんな訳ないだろ警察の描写がめちゃくちゃだ。
個人的な話だがミステリーやホラー、サスペンスのドラマや小説や映画で主人公やその周辺の有能さを表現するために警察官を無能にする作品をたまに観るが物凄く嫌いな表現なので腹が立った。
ペラペラな描写なせいで平間や山岸が死んだ時に何の感情も湧かなかった。

あまり好きではないのにこれだけ文字が書けるということは悪い意味で印象に残った映画なんだなと思う。

これだけ長い感想をお読みいただきありがとうございました。
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