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20世紀少年 <第1章> 終わりの始まりのEDDIEのレビュー・感想・評価

3.9
「人間ってのはな、無謀ってわかっていてもやらなきゃならない時があるんだ!」
浦沢直樹原作の人気漫画の実写化作品。キャストの配役がとにかく素晴らしい。

すでに鑑賞済みの作品ですが、過去録画していて久しぶりに観たくなったので。
浦沢直樹原作は『MONSTER』も含め大好きなんですが、本作は大好きな『20世紀少年』を実写化してくれるとあって当時胸躍った記憶があります。
しかもサブキャラたちも含めてよくこれだけ似た(もしくは似せた)人を集めたなと思うほど。

若干映画の方は原作のシリアス感が薄れており、やや軽いつくりになっているのが気になりますが、ただ原作に忠実なため十分に満足する出来です。

当時は平愛梨もさほどメジャーではなかったと思うんですが、第2章に続くとなるときに成長したカンナがあまりにも原作のイメージ通りで感動したんですよね。
ほかあまり平愛梨のブレイクした作品を知らないので、おそらくは本シリーズが彼女の代表作と言えるのではないでしょうか。むしろよく彼女を抜擢してくれたと製作陣に拍手を贈りたいものです。
唐沢寿明がケンヂを演じ、豊川悦司と常盤貴子の『愛しているといってくれ』コンビが主要キャストのオッチョとユキジ、ほかにも香川照之、佐々木蔵之介、宇梶剛士、石塚英彦らが同級生の仲間たちを演じており、若かりし井浦新(当時ARATA)や池脇千鶴などここでこの配役くるかーと唸らされました。
極め付けは万丈目役の石橋蓮司ですよね。もう万丈目は彼にしかできません。

中身よりも配役についての感想になってしまいましたが、改めて第2章、最終章も順次レビューいたします。

※シネフィルWOWOWにて
※2020年自宅鑑賞85本目
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