一年の勤めを終え湯屋谷藩に帰ってきた藩主内藤政醇は、湯屋谷の金山を狙う松平信祝から「金山の金を独り占めしたとして、５日の内に再び参勤交代せよ」という命令を受ける。
先の参勤交代で蓄えもなく、ましてや湯屋谷(福島県いわき市)から５日では時間すら危うい。
果たして湯屋谷藩の運命いかに……。
ここに前人未到の超高速参勤交代の幕があける。
参勤交代と言えば行列がゆっくりと歩いて行くというイメージだが、この映画においては全く違う。
とにかく走る!走る!道中戦いあり、笑いあり、あの手この手でさも行列のふりをしてひたすら進む!
その手があったかという驚きがあったり、貧乏ならではの笑いがあったり、かと思えば熱い人情ドラマがあったりとかなり内容が豊富。
個人的には、最後の殺陣の前に湯屋谷藩の面々が啖呵をきるシーンが最高に格好良かった。
