ユニコーン最終話。
宇宙世紀のガンダムは、良くも悪くもニュータイプ論の束縛から離れられなかったんだよね。それは劇中の中だけの話じゃなく、アニメーション作りにおいても。
ファーストにおいて、ザビ家への復讐を果たしたシャアの物語を畳むのに、最も適切なのはザビ家の遺児であるミネバだものなぁ。
ミネバザビによりラプラスの箱=削除された宇宙正規憲章が開示されるという終わり方は、シャアとアムロの物語としてこれ以上無い幕引きだと思う。
作り手側の、ファンの、シャアの呪いを解くのはミネバ以外には考えられなかった。素晴らしいラストだと思う。
全体的に駆け足な印象は拭えないが、シャアのコピーである人造ニュータイプをバナージが倒すという展開は納得。
シナンジュをコアにしたMAネオジオング。ノイエジールみたいな見た目でデンドロビウムみたいでもある。この辺はカトキの真骨頂だね。
バナージのユニコーンとリディのバンシイの共闘。
正直リディは死ぬのかなぁと思ったけど。マリーダ、アンジェロとみんなお星様になる富野的展開をイメージしていたのでチョット意外でした。
シャアとアムロの宇宙世紀の物語に一応の句読点を付けた逆シャア。その補完は並大抵の苦労では無かったと思うが、評価に値する作品だったのでは無いでしょうか。
こうなると閃光のハサウェイが望まれるよねぇ。
