借りぐらしのアリス、あるいはアバター
"葉が集まって木を作る"ように小さな世界を捉える美しいアニメーション。この作品とは"ほぼ初対面"だけど前から知っている気がするような見慣れた(言ってしまえば普通の)善と悪の戦いに、外部からやってきた救世主モノ。となるとやっぱり預言者or長老的キャラも。
"ストンパー" = 人間界からの"鏡の国のアリス"プロット状態で小っちゃくなっちゃった！予期せぬ来客"M.K."は、危機に瀕したその世界に秩序と平和をもたらすことができるのだろうか？歴戦のリーフマンに演じるコリン・ファレル。生命のグリーンと腐敗のグレーの対決、本作を見た後きっと子供たちは自然の中にそうしたヒントを探すだろう。けど、叩いたり引っ張ったりする目の扱いやすぐ奪われる生命など、よくよく見たら結構残酷かも。
ひ〜じ〜を〜ぶ〜つ〜け〜た〜！研究に生涯をかせてきたパパはもう『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』みたいに見えてくる。誰だって一人じゃない、彼だって。だからまた会いたくなったら粘液を辿って。最後はそうした研究とテクノロジーで共生の道を開くような終わり方。見てみると大きく出た原題の意味も伝わってくるみたいで、逆にごまんとありそうな邦題は覚えられそうにない…。作品自体はきらいじゃなかった！
勝手に関連作品『アバター』『借りぐらしのアリエッティ』『猫の恩返し』『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』『マトリックス』
