チーズマン

アゲイン 28年目の甲子園のチーズマンのレビュー・感想・評価

アゲイン 28年目の甲子園(2014年製作の映画)
4.0
オジサン達の為の青春映画系では傑作だと思った。
まず主題歌が浜田省吾、そして題材がこれ、明らかに昔何かに打ち込んでたようなオジサン達の為の映画。
割と狭い範囲の世界だけで話しが進んで行くのは、中年世代の現実を深く描くような映画じゃなくてあくまで青春の熱い部分に重点を置いた映画にしたかったからだと思った。
だからヒロインの女子大生も、なにか実在感に乏しいのはあの頃に居たようなこういうマネージャーであってほしいというまぼろしのような物だと思う。
最後の試合の時には、明日には戻るそれぞれの生活のことは一旦忘れて全員少年のような顔をしてた。この映画自体もそういう良くも悪くも現実逃避的な映画にしたかったんじゃないかなと思う。

熱中してるオジサン達以外からの視点を最低限に削ってるところや、後味の良過ぎる所とか諸々、映画のポスターの雰囲気とは裏腹に好みの分かれる映画ってことは間違いないと思う。
合わない人からしたら、勝手にやってろって感じだと思う 笑

全然そんな年でも無いのに自分はどうも、いい歳した大人が何かに熱を燃やすタイプのものに弱いみたい。
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