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さいはてにて やさしい香りと待ちながらのyのレビュー・感想・評価

3.6
父の作った借金を負担することになった、女性(永作)。父の財産に海辺の小屋があった。
その小屋は幼い四歳の頃まで父と過ごした思い出の地。
海辺の小屋を改装し、コーヒー店を営むことに。
その小屋の隣に住む民宿には、シングルマザー(佐々木希)と小学生のその子供(長女と弟)、そして病気で入院中のおばあちゃんが住む。
シングルマザーは娘らを食べさせていくために都会でキャバ嬢を、
そのキャバ嬢の彼氏はいわゆるだめ男。
そのだめ男に怯える子供。
その子供らは、学校で給食費が払えないことでコーヒー店でバイトをすることに。
という設定。

キャバ嬢をするシングルマザーは家を空ける事が多く、
その間に子供らとコーヒー店の店長は打ち解ける。
それを嫌がるシングルマザーだが、ある事件をきっかけに店長と打ち解ける事に。

そして、店長がその海辺の小屋に来た本当の意味とは。

個人的には長女が、友達の母親のコーヒー豆を選んであげるシーンがすごく好き。
ほっこりするし、心が温かくなるシーン。
子供同士が仲良くなる瞬間って本当にすき。
ここでは人間同士が繋がるシーンも、
「そういえば名前はなんていうの?」
っていうシーンが多く、
‘‘人を知る’’よりも、話が進む方が少し先を行く。そんな作品。
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