モラトリアムの青年、モノクロの映像とジャズ、散りばめられた偉人たちからの影響(ジム・ジャームッシュ、ウディアレン、『惑星ソラリス』、『タクシードライバー』、ゴダール、ビートルズ、など)、それだけで素晴らしい。まさにヌーヴェルヴァーグの映画を観ているよう。
主人公のあの感じ(「ナード」ではない)はめちゃ好きだし、まず名前がニコなのがいい。『若者のすべて』のロッコに通じる良さ。俺が好きなだけかも。
コーヒーにはありつけず煙草の火にはありつけるんだが、特にトースターで火付けるのがカッコいい。とここまで書いて、これ『勝手にしやがれ』や、じゃあ写真を「パリで撮った」って言ったのもそういうことかーーーー!という 改めてゴダールがすごい。ドイツ×ヌーヴェルヴァーグは個人的に"くる"な。
こういう映画手放しに好きだーとなってしまうからいかん。