あゆぞう

コーヒーをめぐる冒険のあゆぞうのレビュー・感想・評価

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)
3.8
Big Day

久しぶりにドイツ映画

原題は "Oh Boy" でコーヒーが物語のフックにはなっているもののいろいろなコーヒーが出てくるわけではないし、冒険らしい冒険もない

まあ、悪くはないけどノリで村上春樹ぽい邦題をつけちゃった的な気もする

モラトリアム真っ只中の主人公ニコが様々な出会いを経験する一日が描かれている

新しい自分へと一歩踏み出さなければいけない節目にあって、背中を押してくれるような物語

主人公が持っている空気感、ライカぽいモノクロのトーン、落ち着いた劇伴もあいまって、地味だけれどスッと琴線に触れるエピソードで構成された良作







ショートカットのガールフレンド、運転適正診断室、コーヒーショップ、ATM、ホームレス、上階の住人、ミートボール、冗談好きの友人マッツェ、昔太っていた同級生ユリカ、発表会の誘い、その友人の俳優、父とその助手、ゴルフ、仕送り打ち切り、券売機故障、無賃乗車、二人組の係員、マッツェと売人マルセル宅へ、マルゼンの祖母、マッサージチェア、ユリカの創作ダンス、途中入場、打上げで口論、外でチンピラと口論、ユリカの目的、バー、老人フリードリヒ、戦争体験、卒倒、救急車、死、朝、窓辺のコーヒー
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