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パージのhokaのレビュー・感想・評価

パージ(2013年製作の映画)
3.2
映画のプロットは面白い。主人公は資本主義社会に於いて成功者であるが、
富裕層のご近所にも妬まれ恨みを買っている。パージ法は安全が金で買えると思っている時の為政者達が施行発布した法律だが、当然利権が発生しホームセキュリティ、武器、重機等に関わる人々を富ませ、主人公もその一人だ。
しかし同時にこの法律は、本来なら社会に不満を持っている圧倒的多数の中産階級以下の人々の方が有利にも思える。結託して罠を張り、一部の富裕層をパージし、資産や武器を簒奪する事が可能だからだ。使える武器弾薬にクラス制限が設けられているなら、軍部施設を占拠してキャピトルヒルを落とすことづらできるだろう。
政府要人達は専用のシェルターでも持っているかもしれないが。
家族の中で、唯一引きこもりの息子が人間らしい優しさを持っていた為に家族に襲い掛かる暴力という構図は皮肉だった。
後ホームセキュリティ、吃驚するぐらいショボかった。
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