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パージのNKのレビュー・感想・評価

パージ(2013年製作の映画)
3.6
失業率1%、犯罪率は史上最低という豊かで平和な国になったアメリカ。それは、1年に一晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法になる法律“パージ法”のお陰だった。ジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク)はパージに備えてセキュリティシステムを販売する会社のトップセールスマンで、パージのあるこの日も商談を成立させ、昇進を決める。妻は理想的な主婦メアリー(レナ・ヘディ)で、彼氏を父親に認めてもらえずやきもきとしている娘ゾーイ(アデレイド・ケイン)、内向的な性格で、カメラを取りつけたラジコン人形に夢中の息子チャーリー(マックス・バークホルダー)の4人で暮らしている。彼らはパージが始まる前に食事を取り、ジェームズの昇進を喜んだ。そして、自社の頑丈な防犯システムを起動する。家の窓をすべて分厚い防犯シャッターで覆い、いたるところに設置された監視カメラで見張り、侵入者を許さない体制を整える。19時、政府の放送とサイレンにより、パージの時間が始まる。自室にこもろうとしたゾーイの前に、なぜか彼氏の姿が現れる。ジェームズは書斎で残務処理、メアリーはランニングマシーン、チャーリーはラジコン人形で家のパトロールと、思い思いに過ごしていた。チャーリーの人形のカメラに助けを求める男の姿が映る。パージのターゲットとなったその男を見過ごすことができず、チャーリーはセキュリティを解除してしまう。それに気づいたジェームズは再度セキュリティを起動するが間に合わず、得体の知れない男と対峙してしまう。銃で牽制していると、上の階からゾーイの彼氏が発砲してくる。激しい銃撃戦の末、立ち尽くしていた男は姿を眩ます。そこへチャイムが鳴り、薄気味悪い仮面をつけ、武器を手にしたパージ推進派の暴徒たちが押し寄せてくる。リーダー格の男は、匿っている男を引き渡さないと皆殺しにすると言い放つ。翌朝7時のパージ終了まで、サンディン一家は無事に生きることができるのか……?
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