救済P

コードギアス 亡国のアキト/第3章 輝くもの天より堕つの救済Pのレビュー・感想・評価

3.7
とにかくレイラの萌え萌え描写をたくさん描いて萌え萌えキャラにするぞという気概を感じる萌え萌えアニメ映画。いったい1章の時の気高さに満ち溢れていた彼女はなんだったのか。ポンコツ&チョロイン、絵に描いたような萌えキャラ。萌の司令官。萌コマンダー。
アヤノもほとんどカレンになってもうとる。ちょろいし、脱ぐし。明確に人気取。ユキヤはくそエロくなっとるし、リョウはただの良い奴やし、お前らいったいなんやったんや。
ていうか、映画の半分が萌とロマンスに費やされている。すご。

ルルーシュが本格的にシナリオに絡み、レイラの過去にC.C.が深く関わっているなど、テレビアニメ版のキャラクターとクロスするところが多くなった。亡国のアキト固有の関係や展開は正直言って平凡だが、そこにルルーシュたちが絡むことで話の規模間が国家間まで一気に拡張された。ルルーシュたちがマクロな視点から物語を動かし、アキトたちがミクロな世界で葛藤を繰り広げるのであれば、また違った面白さが生まれるのではないか。

相変わらず戦闘シーンのクオリティは素晴らしい。テレビアニメ版では2Dで描かれていたランスロットが3Dモデルで生まれ変わり、EUのナイトメアとは違った安定感のある大胆かつ繊細な戦闘スタイルにはもはや懐かしさすら覚える。なんだかんだいってスザクが活躍している姿を見られるのはそれだけで嬉しい。

残り2章しかないのでやや駆け足に人間関係が進んでいるきらいはあるが、まだまだ傑作となるポテンシャルを残している。普通に4章が楽しみ。
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