フロシキ

X-MEN:フューチャー&パストのフロシキのレビュー・感想・評価

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)
4.3
新旧のキャラクターがクロスオーバーする集大成的な作品。
ミュータントと人間の対立という点は一貫しつつも、実際のアメリカの歴史と絡ませてたり、すでに荒廃した未来から物語が始まってたりと、今までで一番スケールが大きくて重厚感がある。自分たちを迫害する人間に復讐したら、結果的に自分たちが全滅することになるっていうのが切ない。
未来のチャールズが過去の自分を諭すシーンも印象的。「誰かがつまずいて道を誤ったとしても、希望が絶たれたわけではない」っていう台詞が、MoMの「一度道を見失っても永遠に道を踏み外すわけではない」の元ネタになってるのかな〜っていうのも発見だった。

ただ、ウルヴァリンの爪がアダマンチウムに戻ってたり、『ダーク・フェニックス』で死ぬはずのジーンが今作ラストシーンの新タイムラインで生きてたり、前後の作品との整合性が取れてないのは相変わらず。
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