勝沼悠

X-MEN:フューチャー&パストの勝沼悠のレビュー・感想・評価

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)
5.0
 センチネルがミュータントだけでなく人類までも滅ぼそうとする近未来。プロフェッサーXとマグニートはウルヴァリンを過去に送って歴史を変えようとする。

 良作だった前作のファースト・ジェネレーションと旧三部作の両方の続編となる意欲作。
 前作ではホロコーストなどの人種差別とミュータントの苦難をかけていたが、今作もただのタイムトラベルものではなく、1970年代のJFK暗殺やベトナム戦争で傷ついたアメリカをプロフェッサーXとマグニートが体現している。プロフェッサーXなんてまんまヒッピーの格好してますから。
 
 以下、超ネタばれ。
 今作のストーリーで、私にとってあんまり納得のいかない悲劇的な旧三部作がなかったことになっちゃうわけですが、この展開はものすごいカタルシスで、もしここまで見越して最初からつくってたんだとしたらそれはとてつもなくすごいなぁと思います。

 シリーズ集大成。
 でもまだなんか新展開があるようですが。。。
勝沼悠

勝沼悠