ライトミステリの醍醐味って
本筋が込み入っていなくて
トリックとか謎解きのくだりで
ほんの少し
「ほほー」と思える学びがあるところ、
だと思っています。
そういう意味で今作は
とてもよくできたライトミステリでした。
冒頭の試食会での謎解きも
リアルかどうかはさておき
古畑任三郎っぽくてわくわくしましたし
副題ともなっている
名画モナ・リザの瞳の文字の謎は
ちょっと金田一風。
今作の綾瀬はるかみたいに
圧倒的に優れた能力を持っている主人公
わりと好きです。
ただ
話が大きくなってきちゃってからは
ライトミステリの
”ライト”な部分が浮いてきちゃって。
大詰めになればなるほど
ふふふ…って笑いが漏れるという（笑）
実写化”金田一少年の事件簿”なども
寛容に受け入れられる方になら
ためらわずに勧められるライトミステリです。
（あくまでもライト（笑））
