『イコライザーFINAL』を観るために復習。
本作を観るのは2度目だが、約10年も前の作品なんだと驚いた。
デンゼル・ワシントン演じる主人公のマッコールは元CIA。
《困っている人を見過ごせない性格》で、現職はホームセンターの店員。
ある時、若い娼婦アリーナと出会う。
良い未来を思い描けないアリーナに、
「世界を変えろ。望むなら何にでもなれる」と笑顔で優しく語りかけるマッコール。
ひょんなことから、そのアリーナを助けることに。
そこから物語が始まっていく。
優しいマッコールの素敵な笑顔がカッコイイ。
「読むべき100冊の本を読む」
「歌を習いたい」
「ドーナツ店をやりたい」
と夢を語るセリフが印象的でグッときた。
“失ったこと、失ったもの、失った時間“を取り戻すかのようにも思え、「いつでも、いくつからでも、どんなこともやれるし、なりない自分になることができる。」と言っているようで、夢を追い続けたいと思っている僕自身の想いと重なり勇気づけられた。
さて、マッコール。元CIA設定では“あるある“だけど、何しろ強い。笑
フークア監督自らが命名した《イコライザー・ヴィジョン》で状況を瞬時に把握する。
「19秒で片付ける」という決め台詞とともにスタイリッシュなアクションが展開される。
ジョン・ウィックのようにボロボロになりながらでなく、完全無欠の洗練された動きと無敵級の強さ。
劇伴は、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。
僕が好きな作曲家。
『マイ・ボディーガード』『デジャブ』や『アンストッパブル』を始め、他にもデンゼル・ワシントン主演の有名な作品でも劇伴をやっている。
実は日本発の有名なゲーム『メタルギアソリッド』の音楽も彼が作っていたりする。(2より参加)
以前インタビュー記事を読んだが、マッコールの二面性を表すよう作曲したとのこと。
日常生活を送る時は「ピアノ+ストリングス」による穏やかな曲、いざイコライザー・ヴィジョンが始まると「低音ビート+エレクトリックサウンド+エレキギター」で唸るような曲に切り替わる。→この感じ好き。
1人の女性の未来を守るため、壮絶な戦いに単独で挑むのは痺れる。
ラストも爽やか。
約10年経っても色褪せない作品。